イラストレーター 安西水丸展
安西水丸は、1970年代より長年にわたり多方面で活躍したイラストレーターです。 漫画、絵本、小説、やエッセイの執筆、俳句、翻訳など、枠にとらわれることのない多様な活動をしながらも、心には「イラストレーターであることへの誇り」を常に持ち続けていました。彼の作品は画面の要素をできる限り削ぎ落としながらも、柔らかくユーモアに溢れ、ときに優しく、ときに鋭く、みる者を魅了しました。
本展覧会では「小さい頃よりずっと絵を描くことが好きだった」と語る安西の幼少期から晩年に至るまでの足跡を、イラストレーションの作品を軸に辿ります。また、公私にわたり親しい間柄だった嵐山光三郎、村上春樹、和田誠、三氏との仕事も紹介いたします。ひとつの時代を風のように駆け抜けた安西水丸の作品展を是非ご覧ください。
会期: 2017年4月28日(金)~6月25日(日)
休館日: 月曜日、第4木曜日
観覧料: 一般800円 高校生460円 小中学生230円(10名以上の団体各100円引)
主催: 仙台文学館
監修: 安西水丸事務所
協力: 嵐山オフィス、村上事務所、和田誠事務所、東京イラストレーターズ・ソサエティ、SPACE YUI、クリエイションギャラリーG8(リクルートホールディングス)、book cafe火星の庭
企画協力: クレヴィス
■展示関連イベント
①講演会「安西水丸さんのこと」
日時: 5月20日(土)13:30~14:30
講師: 嵐山光三郎(作家)
定員: 80名
会場: 仙台文学館2F講習室
②講演会「植物と作家~安西水丸さんの絵をはじめとして」
日時: 6月10日(土)13:30~14:30
講師: 佐伯一麦(作家)
定員: 80名
会場: 仙台文学館2F講習室
①②申込み方法
電話・FAXのいずれかで仙台文学館へ(FAXの場合は、イベント名・日時・名前・電話番号を明記してください)。定員になり次第受付を終了します。
③「仙台俳句ing~街ナカ吟行と『ガロ』のおはなし」
日時: 6月17日(土)13:00~16:00
講師: 渡部誠一郎(俳人)
定員: 10名(抽選)
会場: 仙台市中心部、book cafe火星の庭ほか
参加費: 1,000円(飲み物、お菓子つき)
申込み方法: 往復はがきにイベント名・住所・名前・電話番号(あればFAXも)記入の上、仙台文学館へ(一枚につき一名の申込み)。締切5月23日(火)必着
④「あなたの“安西水丸”を教えて下さい」
期間: 会期中随時
内容: あなたのお気に入りの安西水丸さんの作品や、あなたの本棚にある安西水丸さんが装丁した本のタイトルなどを教えて下さい。
参加方法: 館内に設置した用紙にタイトルとひとことコメントを書いてBOXへ。会期中館内に掲示します。
学芸員による展示解説
日時:
4月29日(土)10:30~11:30
6月24日(土)13:20~13:50
※申込み不要、特別観覧券をお求めの上、2階講習室へお集まりください。
※いただいた個人情報は、上記イベントのご連絡以外には使用しません。
お問い合わせ: 仙台文学館 〒981-0902 仙台市青葉区北根2-7-1 ℡022-271-3020 FAX022-271-3044
仙台文学館~次回の展覧会~
こども文学館えほんのひろば とよたかずひこの絵本世界
7月15日(土)~8月27日(日)
ドラマ・ウィズ・ミュージック~井上ひさしの音楽世界
井上ひさし資料特集展VOL.6
放送作家としてラジオやテレビ番組を手がけていた頃から、井上ひさしは唄や音楽を作品にふんだんに取り入れていました。山元護久と共作したNHK放送の人形劇『ひょっこりひょうたん島』では、作曲家・宇野誠一郎の音楽との絶妙な掛け合いが、全国の子どもたちを楽しませました。また、『ムーミン』や『ひみつのアッコちゃん』といったアニメーション主題歌の作詞も手がけました。そして、劇作家としてのデビュー作と言われる『日本人のへそ』は、ミュージカル仕立ての趣向が凝らされた作品となっています。
劇作家として活躍するようになってからの井上は、宇野誠一郎とコンビを組み、台詞と唄が、言葉と音楽が、一つに溶け合って形作られる演劇を作り続けます。しかしそこには、ブロードウェイ・ミュージカルに憧れながらも、日本ではブロードウェイのような作品を作ることはできないという現実との葛藤がありました。その葛藤の中から、井上はやがて、「ドラマ・ウィズ・ミュージック」と呼ぶようになる独自のスタイルを見つけていくことになります。
本展では、井上ひさしの生涯を「音楽」の視点から辿り、幼少時代の音楽体験から自身の音楽劇のスタイルを作りあげていくまでの過程に焦点を当てます。そのなかで、戦前の流行歌を劇中歌として全面的に使用した、『きらめく星座』『花よりタンゴ』といった中期作品の創作資料や、既存の楽曲に新たな詩をつけて劇中歌を作るという手法で書かれた、『夢の裂け目』『太鼓たたいて笛ふいて』『ロマンス』といった後期作品の楽譜資料、さらに音楽に関するエッセイや参考にしていた書籍資料などを紹介します。
会期 12月3日(土)~4月9日(日)
観覧料 一般570円 高校生230円 小中学生110円
※30名以上の団体の場合、割引
開館時間 9:00~17:00(ご入場は、16:30まで)
休館日 月曜日(休日の場合は開館)、休日の翌日、第4木曜日(12月除く)、12月28日から1月4日、1月10日、3月21日
主催)仙台文学館
協力)井上事務所 こまつ座 遅筆堂文庫
■展示関連イベント
1.トークイベント「ひさしさんと音楽」
中学校時代から鍛えたハーモニカの腕前、イタリア旅行での音楽に関するエピソード、音楽劇創作時のこぼれ話……
音楽に対する井上ひさしの深い愛と造詣、そして井上家の日々の生活に音楽がどのように息づいていたかなど、最も身近に過ごしたユリ夫人が語ります。
出演: 井上ユリ(井上ひさし夫人・料理教師)/ 聞き手:当館学芸員
日時: 3月5日(日)13:30~14:30
会場: 仙台文学館 講習室
定員: 100名(先着)※展示観覧券の半券をご提示ください。
当初3月5日に予定しておりました、トークイベント「思い出を語る 井上ひさしと宇野誠一郎」は、出演者の体調不良により中止とさせていただきました。お楽しみにされていた方々には本当に申し訳ございませんが、ご了承のほどお願い申し上げます。
2.展示室ミニコンサート「井上ひさしが愛した音楽たち」
井上ひさしが幼少より親しんだ音楽、劇中で使用した音楽、そして最も好んだクルト・ヴァイルやガーシュインの楽曲をピアノ演奏と歌でお楽しみいただきます。
出演:
榊原光裕(音楽家・ピアニスト)
萩原里香(歌手)
日時: 2月12日(日)、2月26日(日) いずれも13:30~14:40
会場: 仙台文学館企画展示室
定員: 40名(先着順) ※入場には企画展観覧券が必要です
3.ミニ合唱コンサート「井上ひさしが作詞した音楽たち」
指揮者・伴奏者・ピアニストとして活動され、仙台第一高等学校時代から井上ひさしの友人でもあった大泉勉氏をお迎えし、井上が作詞した校歌などの楽曲を合唱でお楽しみいただきます。また曲間には、井上との思い出についてお話しいただきます。
指揮: 大泉勉(宮城教育大学名誉教授)
合唱: いずみオッチェンコール
日時: 3月19日(日)13:30~14:30
会場: 仙台文学館1階エントランスホール
定員: 50名(先着) ※入場無料
1~3の申込方法
電話・FAXのいずれかで仙台文学館へ(FAXの場合は、イベント名・日時・名前・電話番号を明記してください)。定員になり次第受付終了します。
4.読書会「井上ひさし作品について語ろう!」
事前に指定のテキストを読んで、それぞれの感想や疑問、意見を自由に述べ合う読書会です。自分だけではわからなかった作品の内容や表現も、いろいろな感想や意見を聞く中で見えてくるかもしれません。お茶を飲みながら、気軽に語り合いましょう。
日時: 3月26日(日)13:30~
会場: 仙台文学館講習室 定員20名
テキスト:『十二人の手紙』(中公文庫)
参加費: 500円(茶菓代)
4の申込方法: 往復はがきに住所・お名前・お電話番号(あればFAXも)・イベント名記入の上、仙台文学館へ(1枚につき1名の申込み)。締切:2月24日(金)(必着)
5.学芸員による展示解説
貴重な肉筆資料の解説とともに、井上ひさし作品の魅力について、学芸員が解説します。
①12月18日(日)11:00~ ②1月21日(土)13:30~
④2月18日(土)13:30~ ④3月12日(日)13:30~
申込み不要。直接会場へ。 ※企画展観覧券が必要です。
連絡先:
仙台文学館 〒981-0902 仙台市青葉区北根2-7-1
℡022-271-3020 FAX022-271-3044
特別展 にゃんてったって猫~猫と人間の物語~
猫は、千年以上前の平安時代から現代に至るまで、人間と深い関わりを持ちながら生きてきました。
平安時代、『源氏物語』『枕草子』『小右記』には高貴な猫が登場します。
江戸時代、戯作者・滝沢馬琴は長寿の黒猫を飼い、浮世絵師・歌川国芳は、猫を懐に入れ、何頭もの猫と一緒に暮らしていました。
明治時代、夏目漱石や内田百聞ら多くの作家が猫にインスピレーションを得、癒しやなぐさめを与えられてきました。
空前の猫ブームと言われる現代社会において、猫と人間はどのような関係にあるのでしょうか。家族の一員として生きる猫がいる一方、飼い主のいない多くの猫がいのちを落としているのも事実です。
作家・写真家・愛猫家・行政獣医師といった様々な職業の人と猫との関係、そして、その中から生まれた作品をとおして、人間のあり方をかえりみるきっかけにしてくだされば幸いです。
会期 2016年9月10日(土)~11月6日(日)
観覧料 一般700円 高校生400円 小中学生200円(10名以上の団体各100円引き)
開館時間 9:00~17:00(ご入場は16:30まで)
休館日 月曜日、(9月19日・10月10日は開館)、休日の翌日(10月11日は開館)、第4木曜日(9月22日は開館)
■展示関連イベント
Ⅰ岩合光昭<アーティストトーク>
日時: 9月27日(火)
①〈午前の部〉11:00~11:30
②〈午後の部〉14:00~14:30
講師: 岩合光昭(動物写真家)
定員: 各回 150人
会場: 仙台文学館 2階 講習室
※往復はがき1枚につき、1名の申込み。名前、住所、電話番号、イベント名、①〈午前の部〉、②〈午後の部〉どちらを希望化必ず明記の上、仙台文学館へ。入場の際には、特別展観覧券の半券が必要です。 ◎申込み締切:9月14日(水)必着
Ⅱ岩合光昭〈サイン会〉
日時: 9月27日(火)
①〈午前の部〉11:45~
②〈午後の部〉14:45~
定員: 各回200人
会場: 仙台文学館 2階 講習室
※サインは、仙台文学館の販売コーナーで当日に購入した写真集・書籍(お1人2冊まで)に限ります。ご購入時、ご希望の方に、①〈午前の部〉、②〈午後の部〉の参加整理券をそれぞれ先着200人に配布します。
Ⅲ講演会「動物を詠む、猫を詠む」
館長小池光が、多くの歌人が詠んだ動物の短歌や、猫を詠んだ短歌について様々な面からお話をします。
日時: 9月22日(木・祝)13:30~14:30
講師: 小池光(仙台文学館館長)
定員: 80人
会場: 仙台文学館 2階 講習室
◎申込締切: 9月13日(火)
※往復はがき1枚につき、1名の申込み。名前、住所、電話番号、イベント名を明記の上、仙台文学館へ。
Ⅳワークショップ「羊毛フェルトでリアルな猫を作ろう!」
日時: 11月3日(木・祝)13:30~16:00
講師: もわもわ*びより(羊毛フェルト作家)
定員: 10人
会場: 仙台文学館 2階 講習室
材料費: 1,000円
対象: 中学生以上
◎申込締切: 10月4日(火)
※往復はがき1枚につき、1名の申込み。名前、住所、電話番号、イベント名を明記の上、仙台文学館へ。
■学芸員による展示解説
日時: 10月30日(日)13:30~14:30
※申込み不要、特別展観覧券をお求めの上、仙台文学館2階講習室へお集まり下さい。
■あなたの撮影した愛猫と、エピソードを募集します!
愛猫の写真と、【住所、氏名(ペンネーム)、電話番号、猫の名前、猫の年齢(月齢)、猫とのエピソード(200文字以内)】を明記した用紙を同封し、仙台文学館まで郵送ください。
応募締切: 9月1日(木)[必着]
特別展「まど・みちおのうちゅう」
山口県周南市出身の詩人まど・みちお(1909-2014)は、1934年、雑誌『コドモノクニ』の北原白秋選で「ランタナの籬(かき)」「雨ふれば」が特選となって以来、「やぎさん ゆうびん」(1951年)、「ぞうさん」(1952年)など数多くの童謡を発表しました。戦後約10年間は幼児雑誌の編集に携わりますが、1959年にフリーとなり、詩や童謡の創作に専念しました。1968年に最初の詩集『てんぷらぴりぴり』で第6回野間児童文芸賞を受賞。1994年には、日本人としては初の国際アンデルセン賞作家賞を受賞するなど国内外で高く評価されています。本展では、資料や映像でまど・みちおの詩人としての足跡をたどるとともに、絵画作品を通して、詩とはまた違う宇宙観を紹介します。
[画像クリックでチラシの詳細がご覧になれます]
会 期:2016年4月23日(土)~6月26日(日)
休館日:月曜日、5月6日、第4木曜日
観覧料:一般700円 高校生400円 小・中学生200円(10名以上の団体は各100円引き)
主 催:仙台文学館
共 催:NHK仙台放送局
監 修:(公財)周南市文化振興財団
企画協力:(一財)NHKサービスセンター
■展示関連イベント
①歌とおはなしのひととき~「花と木の歌」まどさんと私
まどさんの詩から生まれた合唱曲「花と木の歌」を作曲した仙台の作曲家・今井邦男さんに、合唱曲誕生にまつわるお話をうかがいます。
日 時:5月8日(日) 15時40分~16時40分
出 演:今井邦男(作曲家)、掛田瑤子(ピアノ)、「六月の歌声」(合唱)
会 場:仙台文学館エントランスロビー
定 員:80人(先着)
[申込方法]電話・ファックスのいずれかで仙台文学館へ(FAXの場合は、お名前、お電話番号、日時、イベント名を明記してください)。
②詩と朗読とおはなし
まどさんの故郷・周南市出身で、NHK「日曜美術館」の司会も務める伊東敏恵さんによる、お話と詩の朗読のひとときをお楽しみいただきます。
日 時:5月15日(日) 13時30分~14時30分
出 演:伊東敏恵(NHKアナウンサー)
会 場:仙台文学館講習室
定 員:80人(抽選)
*入場の際は、特別展展示観覧券の半券が必要です。
[申込方法]往復はがきでの申込。お名前、ご住所、お電話番号、イベント名を明記のうえ、仙台文学館へ(一枚につき一名の申込み)。締切:4月20日(水)必着
③ギャラリートーク
展示資料を見ながら、まどさんと交流のあった仙台在住の歌人・佐藤通雅さんにまどさんの作品についてお話をうかがいます。
日 時:5月28日(土) 10時30分~12時00分
出 演:佐藤通雅(歌人、評論家)
会 場:仙台文学館企画展示室
定 員:20人(先着)
*入場の際は、特別展展示観覧券が必要です。
[申込方法]電話・ファックスのいずれかで仙台文学館へ(FAXの場合は、お名前、お電話番号、日時、イベント名を明記してください)。
④連続講座「まど・みちおを読む―日本童謡史とまど・みちお」
まどさんと交流のあった仙台在住の歌人・佐藤通雅がまどさんの作品について解説します。
日 時:6月2日(木)、9日(木)、16日(木) いずれも10時30分~12時00分
出 演:佐藤通雅(歌人、評論家)
会 場:仙台文学館講習室
定 員:50人(抽選)
受講料:1回500円
[申込方法]往復はがきでの申込。お名前、ご住所、お電話番号、イベント名を明記のうえ、仙台文学館へ(一枚につき一名の申込み)。締切:5月17日(火)必着
⑤講演会「まど・みちおの生涯―幼き日の思い出は永遠に」
まどさんとふるさと・山口県周南市を結び、30年近い親交を持つ有田順一さんに、まどさんの魅力についてお話いただきます。
日 時:6月4日(土) 13時30分~15時
出 演:有田順一(周南市美術博物館館長)
会 場:仙台文学館講習室
定 員:80人(抽選)
[申込方法]往復はがきでの申込。お名前、ご住所、お電話番号、イベント名を明記のうえ、仙台文学館へ(一枚につき一名の申込み)。締切:5月17日(火)必着
⑥学芸員による展示解説
日 時:4月29日(金・祝)、5月22日(日) いずれも14時~
会 場:仙台文学館講習室・企画展示室
*申込不要。特別展展示観覧券をお求めの上、直接会場へ。

●「まどさんづくしのおはなしかい」
「ふしぎな ポケット」のパネルシアター、まどさんの詩集『てんぷらぴりぴり』の読み聞かせなどを行います。
日 時:5月7日(土)、22日(日)、6月25日(土) いずれも11時~11時40分
会 場:仙台文学館講習室
定 員:20人
*入場無料・直接会場へ
●「ふしぎな ポケット」コーナー
布物作家・イトウユウコさん制作のビスケットがどんどん出てくる「ふしぎな ポケット」付きエプロンをつけ、遊んで写真撮影もできるコーナーです。
●「やぎさん ゆうびん」ポスト設置
館内に設置した「やぎさん ゆうびん」ポストに、まどさんの詩への感想や思い出などを書いて投函してください。お寄せいただいたお手紙は館内に掲示します。やぎのゆうびんやさんに変身し、写真撮影ができるコーナーもあります。
井上ひさしの江戸~井上ひさし資料特集展vol.5
井上ひさしが遺した作品のなかには、江戸時代を舞台にして書かれた小説・戯曲が数多くあります。直木賞受賞作『手鎖心中(てぐさりしんじゅう)』をはじめとして、吉良邸討入りという“義挙”に加わらなかった赤穂浪人たちを描いた『不忠臣蔵』。56歳から測量を始め、精密な日本地図を作りあげた伊能忠敬の生活が克明に描かれた『四千万歩の男』。おかしくも悲惨な目に遭いながら、波乱万丈の道中を歩く若旦那と太鼓もちを描いた戯曲『たいこどんどん』。家庭に問題を抱え、“駆け込み寺”へ逃げ込まざるを得なかった女性たちを描いた『東慶寺花だより』……。260年にもおよんだ江戸のさまざまな人物を描き続けた井上ですが、その原点は大学進学のため上京したものの、自信を喪失し、釜石に住む母のもとへ身を寄せていた時期に出会った、江戸時代の戯作(げさく)「黄表紙」にありました。
本展では、江戸を舞台に書かれた作品の原稿、プロット、創作メモなどの肉筆資料や、執筆で参考にした書籍などを紹介し、「現代の戯作者」とも呼ばれた井上ひさしが、コトバ遊びやパロディによる笑いをめざした江戸時代の戯作からどのような影響を受けたのか、そして「江戸」という時代・町にどのような思いを込めて、作品を書いたのかに光を当てます。
[画像クリックでチラシの詳細がご覧になれます]
会 期: 2016年2月6日(土)~4月10日(日)
休館日: 月曜日(休日を除く)、休日の翌日、第4木曜日
観覧料: 一般500円 高校生200円 小・中学生100円(30名以上の団体は各2割引き)
主 催: 仙台文学館
協 力: 井上事務所、こまつ座、遅筆堂文庫
■展示関連イベント
①講演会「井上ひさしの描く〈江戸〉~『戯作者銘々伝』を中心に」
日 時:3月12日(土) 13時30分~15時
講 師:田中優子(江戸文化研究者、法政大学総長)
会 場:仙台文学館講習室 *企画展観覧券の半券が必要です
定 員:100人(抽選)
[申込方法]往復はがきに住所・お名前・お電話番号(あればFAXも)・イベント名記入の上、仙台文学館へ(一枚につき一名の申込み)。締切2月26日(金)必着
②講座「『江戸名所図会(えどめいしょずえ)』の世界」
日 時:2月14日(日) 13時30分~15時
講 師:千葉正樹(尚絅学院大学総合人間科学部教授)
会 場:仙台文学館講習室 *企画展観覧券の半券が必要です
定 員:100人
[申込方法]電話・FAXのいずれかで仙台文学館へ(FAXの場合は、イベント名・日時・名前・電話番号を明記してください)。定員になり次第受付終了します。
③展示室劇場(リーディング)
「伊能忠敬先生に叱られて」「伊能栄に聞く」(『四千万歩の男 忠敬の生き方』より)
日 時:2月28日(日)、3月6日(日) いずれも13時30分~14時40分
出 演:ウィリーささき。(日本朗読検定協会認定プロフェッサー)
「恋川春町」(『戯作者銘々伝』より)
日 時:3月19日(土)、3月27日(日) いずれも13時30分~14時30分
出 演:白鳥英一(鳥屋)、瀧原弘子(三角フラスコ)
上記いずれも
会 場:仙台文学館企画展示室 ※入場には企画展観覧券が必要です。
定 員:30人
[申込方法]電話・FAXのいずれかで仙台文学館へ(FAXの場合は、イベント名・日時・名前・電話番号を明記してください)。定員になり次第受付終了します。
④読書会「井上ひさし作品について語ろう!」
日 時:4月2日(土) 13時30分~
会 場:仙台文学館講習室
定 員:20人(抽選)
テキスト:『東慶寺花だより』(文春文庫)
参加費:400円(茶菓代)
[申込方法]往復はがきに住所・お名前・お電話番号(あればFAXも)・イベント名記入の上、仙台文学館へ(一枚につき一名の申込み)。締切3月23日(水)必着
⑤学芸員による展示解説
日 時:2月11日(木・祝)、2月27日(土)、3月26日(土) いずれも13時30分~
申込み不要。直接会場へ。 ※企画展観覧券が必要です。
第15回 新春ロビー展 100万人の年賀状展
仙台文学館では、第15回となりました「100万人の年賀状展」を、開催いたします。
展示に先立ち、広くみなさまから年賀状を募集いたします。どうぞお気軽にお寄せください。出品いただいた作品は館内に展示いたします。
会 期: 2017年1月11日(水)~2月12日(日)
会 場: 仙台文学館 1階エントランスロビー
休館日: 毎週月曜日・1月26日
観覧料: 入場無料
主 催: 仙台文学館
共 催: 仙台文学館友の会
後 援: 日本郵便株式会社東北支社 河北新報社 朝日新聞仙台総局 読売新聞東北総局 毎日新聞仙台支局
産経新聞社東北総局 共同通信社仙台支社 日本経済新聞仙台支局 時事通信社仙台支社
NHK仙台放送局 TBC東北放送 仙台放送 ミヤギテレビ KHB東日本放送 エフエム仙台
協 賛: 「ひざしの杜」
年賀状作品募集―出品方法
はがきのおもてに住所・氏名・電話番号、はがきのうらに市区町村名・氏名(愛称でも可)・下記のテーマ部門もしくは自由部門の年賀状をお書きの上、仙台文学館へお送りください。はがきの縦・横、デザインなどスタイルは自由。1人1枚まで。
※いただいた個人情報は、「年賀状展」に関するご連絡以外には使用しません。
テーマ部門
「わたしと動物の思い出」 11月6日まで開催した特別展「にゃんてったって猫 猫と人間の物語」にちなみ、あなたの心に残る動物との思い出をお聞かせください。犬や猫などペットとの思い出、文学作品に登場する動物など、自由な発想で、年賀状に書き添えてお送りください。
自由部門
〇心に残っている本の題名 〇おすすめの一冊 〇好きな作家 〇忘れられない作品の一節
〇自作の詩、短歌、俳句、川柳 〇絵手紙 〇好きな作家や作品の主人公などに宛てて書いた年賀状など自由にお書きください。
※うら面が展示されますので、住所、電話番号は【おもて】にご記入ください。
締め切り⇒平成29年1月5日(木)必着
■年賀状作品は返却いたしません。会期終了後、文学館で保存します。
■ご応募いただいた方の中から抽選で10名様に、当館内「ひざしの杜」おしるこをプレゼントいたします。
お問い合わせ:
〒981-0902 仙台市青葉区北根2-7-1 仙台文学館 100万人の年葉年賀状展
企画展「人と街をつなぐ―みやぎで生まれた本・雑誌」

仙台文学館には、宮城・仙台ゆかりの書籍や雑誌が数多く収蔵されています。それらは、宮城・仙台の歴史や文化を伝える貴重な資料です。またその時々で消費されやすい性質を持つタウン誌も、街の文化を読者のリアルな声とともに伝えてきた重要な資料です。
本展では、戦後の宮城に誕生した、書籍や雑誌、タウン誌に焦点をあて、それらが伝えてきた街や時代の息づかいを辿るとともに、人と本をつないできた、地元の老舗書店や出版社の軌跡をご紹介します。
会 期: 2015年11月21日(土)~2016年1月24日(日)
休館日: 月曜日(休日を除く)、休日の翌日、第4木曜日、12月28日~1月4日
観覧料: 一般500円 高校生200円 小・中学生100円(30名以上の団体は各2割引き)
主 催: 仙台文学館
協 力: 荒蝦夷、河北新報出版センター、仙台放送、東北大学出版会、プレスアート、
宮城県書店商業組合
■イベント~本をめぐるトークあれこれ
【11月28日/土】
①ギャラリートーク「タウン誌創世記~70~80年代、仙台雑誌事情」
時 間: 午前11時~12時30分
ゲスト: 三浦マサヨシ(元「Easy On」編集長)・佐藤和幸(プレスアート「せんだいタウン情報S-style」編集長)
聞き手: 川元茂(プレスアート)
会 場: 企画展示室 *企画展観覧券が必要です
定 員: 25人
②佐伯一麦トーク「仙台/本の記憶、本屋さんの思い出」
時 間: 午後1時~2時30分
話し手: 佐伯一麦(作家)
聞き手: 川元茂・土方正志(荒蝦夷)
会 場: 講習室
定 員: 50人
③ギャラリートーク「地域と本屋さん 仙台本屋さん興亡史」
時 間: 午後2時45分~4時
ゲスト: 藤原直(金港堂社長)・菊池雅人(ミステリ・クラブ「謎謎」)
聞き手: 川元茂・土方正志
会 場: 企画展示室 *企画展観覧券が必要です
定 員: 25人
【1月16日/土】
④赤坂憲雄トーク「地域から本を作る 『東北学』の挑戦」
時 間: 午後1時~2時30分
話し手: 赤坂憲雄(学習院大学教授)
聞き手: 川元茂・土方正志
会 場: 講習室
定 員: 50人
⑤ギャラリートーク「仙台の本、楽屋裏話 この本はこうして生まれました!」
時 間: 午後2時45分~4時
話し手: 川元茂・土方正志
会 場: 企画展示室 *企画展観覧券が必要です
定 員: 25人
【1月17日/日】
⑥熊谷達也トーク「地域で紡ぐ、地域の物語 仙河海サーガを中心に」
時 間: 午後1時~2時30分
話し手: 熊谷達也(作家)
会 場: 講習室
定 員: 50人
⑦ギャラリートーク「女たちの仙台出版事情」
時 間: 午後2時45分~4時
話し手: 梅津文代(プレスアート)・千葉由香(荒蝦夷)・水戸智子(河北新報出版センター)
会 場: 企画展示室 *企画展観覧券が必要です
定 員: 25人
【1月23日/土】
⑧山折哲雄さんを迎えて「証言:『東北文学』の時代」
時 間: 午後1時30分~3時
話し手: 山折哲雄(宗教学者)
聞き手: 川元茂・土方正志
会 場: 講習室
定 員: 50人
申込方法
電話、またはFAX(お名前、電話番号、希望イベント名、日時を明記)で仙台文学館へ。
定員になり次第、受付を終了します。
受付時間: 電話は開館日の午前9時~午後5時。ファックスは随時。
*会場が企画展示室のイベント参加には、企画展観覧券が必要になります。
*企画展観覧券は当日に限り、何度でも展示室への入退出が可能です。
上記イベント開催日には仙台文学館にて、荒蝦夷・河北新報出版センター・プレスアート各社の在庫本バーゲンブックフェアも同時開催。どんな本が出て来るか、お楽しみに!
竹久夢二・詩と絵の世界―愛と、ロマンと、漂泊と
竹久夢二(1884-1934)は、明治末期から昭和初期にかけて活躍した詩人・画家です。『夢二式美人画』で一世を風靡しました。生活と結びついた美術を目指した夢二は、グラフィック・デザインの先駆者でもありました。
本展では、漂泊の詩画人と称された夢二の生涯と作品世界を、女性や子どもを描いた肉筆画や版画をはじめ、装幀本、写真、新聞記事などさまざまな資料をもとに紹介します。
また、仙台には熱心な夢二ファンの郷土研究家・天江富弥がいました。その縁から夢二は童話専門雑誌『おてんとさん』にも作品を寄せています。二人の交友と宮城・仙台と夢二の関わりを残された資料から紹介します。
会期 2015年9月12日(土)~11月8日(日)
観覧料 一般700円、高校生400円、小・中学生200円(10名以上の団体各100円引)
開館時間 9:00~17:00(ご入場は午後4時30分まで)
休館日 月曜日(9月21日、10月21日は開館)休日の翌日(10月13日は開館)、第4木曜日
■関連イベント
1.講演会「家族が語る竹久夢二」
日時: 9月26日(土)13:30~14:30
講師: 竹久みなみ(竹久夢二・孫)
定員: 80名
会場: 仙台文学館 2階講習室
※お申込みは、往復はがき1枚につき1名の申込み。名前、住所、電話番号、イベント名をご記入の上、仙台文学館へ。受講には、特別展観覧券の半券が必要となります。
申込み締切: 9月10日(木)(必着)
2.ワークショップ「私の夢二式美人はこの人だ!~読書感想文的おすすめ文庫本 オリジナルブックカバーを作ろう」
「夢二式美人」がイメージされる女性が登場する、あなたの好きな文庫本のブックカバーを作ってみませんか?ブックカバーを手に、お薦めの箇所や、あなたが考える「夢二式美人」がどんな女性像か3分間で発表していただきます。
日時: 10月11日(日)13:30~16:30
出演: 佐藤ジュンコ(イラストレーター)
定員: 10名 材料費: 200円
会場: 仙台文学館 2階講習室
対象: 一般
※お申込みは、往復はがき1枚につき1名の申込み。名前、住所、電話番号、イベント名をご記入の上、仙台文学館へ。
申込み締切: 9月10日(木)(必着)
締切日を過ぎましたが、引き続きご応募を受け付けております。
3.ワークショップ「小さな和綴じノートを作ろう」
夢二デザインの包装紙と針と糸をつかって、ちいさなノートを作ります。
日時: 10月23日(金)10:30~11:30/13:30~14:30
講師: 仙台文学館職員
定員: 各回10名 材料費:500円
会場: 仙台文学館 2階講習室
対象: 小学生以上(小学生の方は、保護者の方といっしょにご参加ください)
※お申込みは、往復はがき1枚につき1名の申込み。名前(保護者同伴の場合、保護者名も)、住所、年齢、電話番号、イベント名、希望時間をご記入の上、仙台文学館へ。
申込み締切: 9月25日(金)(必着)

4.ワークショップ「風呂敷でブックカバーを作ろう」
夢二デザインの風呂敷をつかって、ブックカバーを作ります。
日時: 11月3日(火・祝)13:30~15:00
講師: 仙台文学館職員
定員: 10名 材料費:800円 ※当日必要な裁縫道具をお持ちいただきます。
会場: 仙台文学館 2階講習室
対象: 小学生以上(小学生の方は、保護者の方といっしょにご参加ください)
※お申込みは、往復はがき1枚につき1名の申込み。名前(保護者同伴の場合、保護者名も)、住所、年齢、電話番号、イベント名、をご記入の上、仙台文学館へ。
申込み締切: 10月2日(金)(必着)


■学芸員による展示解説
日時: 9月20日(日)/10月31日(土) いずれも10:30~11:30
※申込み不要、特別観覧券をお求めの上、仙台文学館2階講習室へお集まりください。
(お問合せ)
仙台文学館 981-0902 仙台市青葉区北根2-7-1 ℡022-271-3020
11ぴきのねこと馬場のぼるの世界展
「11ぴきのねこ」たちが
10年ぶりに仙台文学館にやってくる!
絵本「11ぴきのねこ」シリーズは、好奇心旺盛で、貪欲で、ちょっとずるいところもあるけれど、なぜか憎めない11ぴきのねこたちが繰り広げる物語。1967年の第一作誕生から今日まで、そののびやかな表現とユーモア溢れるストーリーによって、多くの子どもたちに愛されてきました。
作者の馬場のぼる(1927-2001年)は青森県三戸町に生まれ、戦後、漫画家としてデビュー。親友でもあった手塚治虫や福井英一とともに「児童漫画界の三羽ガラス」と呼ばれるほどの人気を博します。その後、大人漫画も手掛けるようになりますが、漫画でも絵本でも、そのおおらかな作風が変わることはありませんでした。
本展では、「11ぴきのねこ」シリーズをはじめとした絵本や漫画の原画、スケッチなどの資料を通して、馬場のぼるの作品が織りなす魅力をご紹介します。
会期 2015年7月17日(金)~8月23日(日)
観覧料 一般500円、高校生200円、小・中学生100円
*30名以上の団体は2割引
*「どこでもパスポート」を持ってくると、小・中学生は無料になります
■イベント(敬称略)
1 「ころっけポーチ」をつくろう
※定員に達したため、募集を締め切らせていただきました。
馬場のぼるの作品に描かれるおいしそうな“ころっけ”をイメージしたファスナー付のポーチを手縫いでつくります
講師:イトウユウコ(布物作家)
日時:7月25日(土) 1回目10:00~12:00 2回目14:00~16:00
会場:仙台文学館ゆったりのへや
定員:各回15名(抽選)
参加費:600円
対象:小学生以上(小学生の方は、保護者の方といっしょにご参加ください
締切:7月10日(金)必着
*往復はがき1枚につき1名のお申込み。名前、住所、年齢、電話番号、イベント名、希望時間を明記の上、仙台文学館へ
2 紙飛行機おじさんがやってくる
紙飛行機おじさんが考えたオリジナルの紙飛行機をつくって飛ばしてみよう
講師:大塚恒敏
日時:7月26日(日)、8月1日(土) 10:30~12:00、13:00~15:00
会場:仙台文学館1階エントランスロビー
参加費:折り紙代(3枚あたり10円)
対象:未就学児のお子さまは、保護者の方といっしょにご参加ください
申込不要、直接会場へ
3 羊毛フェルトで「11ぴきのねこ」をつくろう
※定員に達したため、募集を締め切らせていただきました。
羊毛フェルトで「11ぴきのねこ」のマスコットをつくります
講師:もわもわ*びより
日時:8月2日(日) 1回目10:30~12:30 2回目14:00~16:00
会場:仙台文学館ゆったりのへや
定員:各回20名(抽選)
参加費:1,000円
対象:小学生以上
締切:7月17日(金)必着
*往復はがき1枚につき1名のお申込み。名前、住所、年齢、電話番号、イベント名、希望時間を明記の上、仙台文学館へ
4 小さな和綴じノートをつくろう
※定員に達したため、募集を締め切らせていただきました。
針と糸をつかって、小さなノートをつくります
講師:仙台文学館学芸員
日時:8月5日(水)、12日(水)、19日(水) 14:00~15:00
会場:仙台文学館ゆったりのへや
定員:各回6名(先着)
参加費:300円
対象:未就学児のお子さまは、保護者の方といっしょにご参加ください
締切:開催日の前日
*電話・FAXいずれかで仙台文学館へ(FAXの場合は、名前、年齢、電話番号、イベント名、お申込み人数を明記してください)
■そのほか
ぶたの家
『11ぴきのねことぶた』に描かれる「ぶたの家」が展示室に出現!
手作りコーナー
「11ぴきのねこ」のお面をつくろう。その他にもしおりや、ぶんぶんごまなどをつくれるよ。(材料費が10円~50円程度かかります)
絵本のへや
2,000冊の絵本や児童書があります
北 杜夫-どくとるマンボウの生涯-
『楡家の人びと』や「どくとるマンボウ」シリーズなどユーモアあふれる作品を多数残した小説家、北杜夫(1927~2011)。北は、厳格な 父・齋藤茂吉に課せれた医者の道を歩みながら、小説を執筆しました。そのようにして書かれた『幽霊』や『夜と霧の隅で』といった初期の文学作品は、その文 体やテーマ、想像力などの点で、読者から高い評価を得ており、現役の作家にも影響を与えています。
また、躁うつ病を抱えながらも失われることのなかった人間としての魅力は、エッセイや対談を通して今も多くの読者を楽しませてくれます。「ユーモア」「笑い」という要素があまり重視されてこなかった日本の文壇において、北杜夫は、異彩を放ち続けました。
展示では、直筆の原稿や創作ノート、日記、絵画などをエピソードとともに紹介し、その独創性と優れたユーモアの感覚に迫ります。そして、北杜夫が小説家としてのキャリアを歩み始めた、東北大学・仙台時代の足取りもたどります。
■イベント(敬称略)
1 小池光ことばのセッションvol.9「斎藤由香さんを迎えて」
ゲスト:斎藤由香(エッセイスト、北杜夫長女)
日時:5月23日(土)13:30~15:00
会場:仙台文学館講習室
定員:100名(抽選)
締切:5月8日(金)*入場時に特別展観覧券の半券が必要となります
2 講演会「思い出の中の北杜夫さん」
日時:5月16日(土)
講師:宮田毬栄(元編集者)
会場:仙台文学館講習室
定員:100名(抽選)
締切:4月28日(火)*入場時に特別展観覧券の半券が必要となります
3 講演会「僕が『どくとるマンボウ』だった、あの頃」
日時:6月7日(日)
講師:石原千秋(早稲田大学教授)
会場:仙台文学館講習室
定員:100名(抽選)
締切:5月15日(金)*入場時に特別展観覧券の半券が必要となります
4 リーディング「どくとるマンボウ青春記」(抜粋)
日時:5月10日(日)、6月13日(土)
出演者:斎木良太(俳優)
会場:仙台文学館企画展示室
定員:各30名(先着)*特別展観覧券のお求めが必要となります
学芸員による展示解説
日時:5月2日(土)、5月17日(日)、6月20日(土)
会場:仙台文学館講習室/企画展示室
申込不要、入場時に特別展観覧券が必要となります