「第22回ことばの祭典」受賞
「第22回ことばの祭典」を2019(令和元)年6月22日(土)に開催しました。大勢の方にご来場いただき、ありがとうございました。
当日皆様から寄せられた作品について、選者の、佐藤通雅氏、花山周子氏、高野ムツオ氏、関悦史氏、雫石隆子氏、竹田光柳氏が選考し、入選作品の発表や講評を行いました。
また、前回に引き続き小池光館長も各部門の選考・講評を行いました。参加者の方々の投票によるあじさい賞も決定しました。
題
「鏡」もしくは「記す」
短歌の部
- 応募総数
- 85作品
- ことばの祭典賞
二千人の集落あとも荒れ果てて我がものがおに鏡ひかりぬ(宮城野区 金野友治さん)
- 小池光館長賞
ありがとうと広告裏に記されしリューマチの母の曲がりたる文字(若林区 林静江さん)
- あじさい賞
手に余る六法全書に付箋貼り凍てつく深夜に紫煙くゆらす(若林区 寺嶋昭士さん)
俳句の部
- 応募総数
- 90作品
- ことばの祭典賞
瓦礫をたどる魂ひとつ箱眼鏡 (泉区 平山北舟さん)
- 小池光館長賞
亡父の日記炭ナイ米ナイ虫干しす (泉区 畠山みな子さん)
- あじさい賞
この星に命記して蟻の列 (若林区 林静江さん)
川柳の部
- 応募総数
- 85作品
- ことばの祭典賞
向かい合い今日の幸せ確かめる (青葉区 村上誼晃さん)
- 小池光館長賞
鏡には仏頂面のおじいさん (青葉区 鈴木武志さん)
- あじさい賞
似たくない父が鏡の中にいる (太白区 島文庫さん)