仙台文学館

ことばの
杜を
あるこう

2020.7.13(月)
窓をあければ何があるのであらう くもりガラスに夕やけが映つてゐる/尾形亀之助 恋愛後記

「第22回ことばの祭典」受賞

「第22回ことばの祭典」を2019(令和元)年6月22日(土)に開催しました。大勢の方にご来場いただき、ありがとうございました。

当日皆様から寄せられた作品について、選者の、佐藤通雅氏、花山周子氏、高野ムツオ氏、関悦史氏、雫石隆子氏、竹田光柳氏が選考し、入選作品の発表や講評を行いました。

また、前回に引き続き小池光館長も各部門の選考・講評を行いました。参加者の方々の投票によるあじさい賞も決定しました。


「鏡」もしくは「記す」

 

短歌の部

応募総数
85作品
ことばの祭典賞

   二千人の集落あとも荒れ果てて我がものがおに鏡ひかりぬ(宮城野区 金野友治さん)

小池光館長賞

   ありがとうと広告裏に記されしリューマチの母の曲がりたる文字(若林区 林静江さん)

あじさい賞

   手に余る六法全書に付箋貼り凍てつく深夜よるに紫煙くゆらす(若林区 寺嶋昭士さん)

俳句の部

応募総数
90作品
ことばの祭典賞

   瓦礫をたどる魂ひとつ箱眼鏡 (泉区 平山北舟さん)

小池光館長賞

   亡父の日記炭ナイ米ナイ虫干しす (泉区 畠山みな子さん)

あじさい賞

   この星に命記して蟻の列 (若林区 林静江さん)

川柳の部

応募総数
85作品
ことばの祭典賞

   向かい合い今日の幸せ確かめる (青葉区 村上誼晃さん)

小池光館長賞

   鏡には仏頂面のおじいさん (青葉区 鈴木武志さん)

あじさい賞

   似たくない父が鏡の中にいる (太白区 島文庫さん)