仙台文学館

ことばの
杜を
あるこう

2024.4.21(日)
窓をあければ何があるのであらう くもりガラスに夕やけが映つてゐる/尾形亀之助 恋愛後記

仙台文学館ゼミナール 2024

    

チラシPDF(表紙)
チラシPDF(日本の古典に親しむコース/近代文学を読み解くコース)
チラシPDF(表現をみがくコース)
チラシPDF(現代文学を探求するコース)

深い言葉の世界を追究し、知的刺激と発見をめざす「仙台文学館ゼミナール」。日々の暮らしのなかで文学や言葉に関心を持つ方々にむけて、成熟した読書と表現を究めるカリキュラムをお届けします。

◆日本の古典に親しむコース

『源氏物語』を読む   締切:5/14(火)必着
大河ドラマ『光る君へ』が好評を博しています。ドラマをきっかけに、『源氏物語』をはじめとする日本古典文学に関心を持たれた方も多くいらっしゃることでしょう。そもそも、平安時代の貴族社会とはどのようなものであったのでしょうか。本講座では、平安朝文学の舞台裏を紐解きながら、『源氏物語』などの王朝文学作品の読み方・味わい方を学んでいきます。

講師   横溝 博(よこみぞ ひろし) 東北大学大学院文学研究科教授
1971年生まれ。専門は中古・中世の王朝物語及び日記文学。平安時代に作られた様々な文化的コンテンツが、後の時代に受容され再生産されていく動態に着目し、王朝文化の内包する豊饒な感性の世界の可能性を、現在にも共有し押しひろげようと、日々古典文学作品の研究に努めている。近年では単著に『王朝物語論考-物語文学の端境期-』(勉誠出版、2023)他がある。

日  程 6/8 7/6 9/7 10/5 10/26 (各土曜日・全5回)
時  間 10:30~12:00
定  員 70
受 講 料  1回500円
テキスト 講義はこちらで用意したプリントに沿って進めますが、お手持ちの古典文学の参考書などがある方はご持参下さい。

 

『万葉集』を味わう   締切:7/31(水)必着 
この講座では山部赤人(やまべのあかひと)の歌を取り上げます。紀貫之(きのつらゆき)は古今和歌集の仮名序(かなじょ)で人麻呂と赤人を並べ讃えています。奈良時代に活躍した赤人は万葉集を代表する歌人であるとともに、百人一首に採られた富士山の歌でも知られる通り、後代の歌人からも高く評価されました。自然や旅先での見聞にふれて詠作された作品を読んでいきます。

講師  津田 大樹(つだ たいき) 一関工業高等専門学校総合科学人文社会領域教授
1967年生まれ。東北大学大学院文学研究科修了。博士(文学)。現在、一関工業高等専門学校人文社会系教授。『万葉集』を主とした古代文学を専門としている。歌の表現の成り立ちを古代の歴史や文化を踏まえながら明らかにすることを目指している。

日  程 9/1 9/8 9/15 9/22 9/29 (各日曜日・全5回)
時  間 10:30~12:00
定  員 70
受 講 料 1回500円
テキスト  講義はこちらで用意した資料に沿って進める予定です。お持ちの『万葉集』がある方はご持参下さい。毎回、次の講座で扱う歌をお知らせします。

 

◆近代文学を読み解くコース

『赤い鳥』の世界   締切:7/30(火)必着
大正時代に日本の子どもの読み物はそれまでの教訓譚としてのありかたを大きく変え、豊かな文学性を持った童話・童謡へと発展を遂げていきます。それを象徴する雑誌、それが鈴木三重吉が主宰する『赤い鳥』でした。本講座では『赤い鳥』が生み出された背景及び概要を整理した上で、鈴木三重吉、芥川龍之介、北原白秋といった当時の一流の文壇作家の手による『赤い鳥』童話・童謡を読み解いてみたいと思います。

講師  大木 葉子(おおき ようこ) 東北工業大学准教授
1969年生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。現在東北工業大学准教授。専門は日本近代児童文学。特に大正期から昭和初期にかけての児童文学と一般の文学との関係及び同時代の時代思潮・文化状況との関係についての研究に取り組んでいる。

日  程    8/31 9/14 9/28 (各土曜日・全3回)
時  間 10:30~12:00
定  員    70
受 講 料    1回500円
テキスト   取り上げる作品を適宜印刷し、配布する予定です。

 

◆表現をみがくコース

朗読ワークショップ   締切:4/12(金)必着
声で伝える「朗読」への関心が高まっています。その魅力のひとつは語り手と聞き手の間に共鳴が起こることで、それは何よりの喜びとなるのではないでしょうか。この講座では、共鳴を生み出す大本となる「伝わる朗読」を目指し、基本を大切にした実践を行います。

講師  渡辺 祥子(わたなべ しょうこ) フリーアナウンサー・朗読家
1991年フリーアナウンサーとして独立。アナウンス業と共に、98年より朗読や語りと音楽を融合させた舞台公演を開始。様々な文学作品、詩や童話など幅広いジャンルの朗読、宮城ゆかりの人物や作品にスポットをあてたオリジナル作品の制作にも取り組む。詩画作家・星野富弘氏の作品を朗読したCD『Brilliant Life~いのちの輝き~』(グロリア・アーツ)、エッセイ集『困難を希望に変える力~3.11 10年後のことづて~』(3.11を語りつぐ会)など。現在、情報誌『りらく』編集長も務める。

日  程 4/28 5/12 5/19 6/23 6/30 (各日曜日・全5回)
時  間 午前の部 10:30~12:30 / 午後の部 14:00~16:00
*午前・午後とも同じ内容です。どちらかを明記のうえご応募ください。
定  員 午前・午後とも各30人
受 講 料  1回1,000円

 

イロハから学ぶ はじめての川柳実作講座    締切:8/15(木)必着
元日から能登では震度七の揺れがあり、十三年前が思い出されました。多難な時代と私達の暮らしを十七音字に記録しましょう!今年も、はじめて川柳を学ぶ方に向けた講座を開設します。川柳の用語や、作り方のコツ、句会の約束事など、川柳のイロハを学んで、実際に作句してみましょう。

講師    雫石 隆子(しずくいし りゅうこ) 「川柳宮城野」主幹
川柳作家。85年より「川柳宮城野」に入会。文芸川柳を中心に、社会・世相・時事を扱った作品のほか、東北の方言による創作にも力を入れる。句集に『樹下のまつり』(新葉館出版)。「川柳は人生の詩(うた)」であり、「誰もが気軽に自分の本音や思いを表現できる爽快感・心地良さ」がその魅力と語る。川柳を広く時代に継承したいという思いから、本講座の開催に至った。

日  程 9/21 10/26 11/16 12/21 (各土曜日・全4回)
時  間 13:30~15:00
定  員 30人
参 加 費  1回1,000円

 

俳句実作講座   締切:9/4(水)必着
俳句の実作と鑑賞をともに学びます。句会は互選形式です。題に従って事前投句した二句の一覧表から好きな句を二句選び、各自読み上げます。その後講師が全句選評をいたします。誰しも自己表現をしたい欲求を持っています。曖昧な思いを十七音の言葉の器にすることで、気がつかなかった自分に出会うことができるでしょう。

講師  西山 睦(にしやま むつみ) 「駒草」主宰 
俳人。宮城県多賀城市生まれ。1978年「駒草」入門。以後、阿部みどり女・八木沢高原・蓬田紀枝子に指導を受ける。84年「駒草」同人。91年第36回駒草賞受賞。2003年1月より「駒草」主宰。句集に『埋火』(本阿弥書店)、『火珠』(富士見書房)、『春火桶』(角川書店)がある。12年度宮城県芸術選奨受賞。俳人協会常務理事。令和6年度「NHK俳句」選者。河北俳壇選者。

日  程 10/16 11/20 12/18(各水曜日・全3回)
時  間 13:30~15:00
定  員 
30人
受 講 料  1回1,000円
*別途資料郵送費をいただきます。

 

◆現代文学を探求するコース

「井上ひさしと手紙」     締切:8/6(火)必着
井上ひさしの作品には、「手紙」が登場するものが多数あります。複数の書簡のオムニバス形式によって構成された『十二人の手紙』をはじめ、父親が離れて暮らす子どもに、一日一つの小さな「お話」を毎日手紙にして送る『イソップ株式会社』など、どの作品も「手紙」が作品の構成上重要な役割を果たしています。今回は、井上ひさしの小説技法としての手紙(葉書)を、作品に添いながら、読み解いていきます。

講師  井上 恒(いのうえ ひさし) 遅筆堂文庫研究員
1960年、岩手県盛岡市生まれ。2021年から川西町地域おこし協力隊員を委嘱され、遅筆堂文庫研究員として井上ひさしの資料を調査・研究している。『井上ひさし著作目録』基本編および第二編雑文一覧を発行。『井上ひさし発掘エッセイセレクション』(2022年、岩波書店)編集協力。

日  程 9/7 10/5 11/2 (各土曜日・全3回)
時  間 13:30~15:00
定  員 70人
受 講 料  1回500円
テキスト 『十二人の手紙』(中公文庫)、『ロマンス』(集英社)などを取り上げる予定です(テキストについては受講者に個別にお知らせします)。

申込みについて
◆往復はがきに、住所、氏名、電話・ファックス番号(講座日変更などの連絡に必要)、希望する講座名を記入の上、仙台文学館にお送りください。はがき1枚につき、1人、1講座の申込みとします。複数講座に参加ご希望の方は、それぞれにお申込みください。1講座にはがきを複数枚応募の場合は無効とします。
◆締切は必着で、各講座それぞれ違いますので、ご注意ください。
◆カリキュラムは、全回参加して1講座が終了するように組んでありますので、基本的に、各講座とも毎回ご参加ください。
◆申込みが定員を超える場合は抽選となります。なお余裕のある場合は、締切後も受付けますので、お問合せ下さい。
◆返信は、締切後にお送りします(先着順ではありません)
◆中止・延期となる可能性があります。最新情報はホームページ等でご確認ください。

申込先 仙台文学館 〒981-0902 仙台市青葉区北根2-7-1 TEL 022-271-3020
*いただいた個人情報はゼミナールに関するご連絡以外には使用しません。