仙台文学館

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2024.3.29(金)
窓をあければ何があるのであらう くもりガラスに夕やけが映つてゐる/尾形亀之助 恋愛後記

特別展「田沼武能写真展 時代(とき)を刻んだ貌(かお)」

かおにはそれぞれのドラマを演じてきた人間の味わいがある   田沼武能たぬまたけよし

田沼武能はその65年におよぶ写真家人生において、世界中の子どもたちのすがたを撮影してきました。その一方で、時代を象徴する文学者・芸術家たちの「貌」をライフワークとして撮り続け、数々の賞を受賞してきました。
みずからを「人間大好き人間」と評する田沼は、「貌にはその人の歴史、その人の心、内面までも写し撮ることができると思う」「貌には、それぞれのドラマを演じてきた人間の味わいがある」とも語っています。本展では、そのようにして写し撮られた昭和を代表する文化人たち、約130人の肖像写真を展示します。写真家・田沼武能が迫る、多彩な人間たちの「貌」をぜひご覧ください。

会 期:2018年4月21日(土)~6月24日(日)

休館日:月曜日(4月30日は開館)、4月26日(木)、5月1日(火)、5月24日(木)

観覧料:一般800円、高校生460円、小・中学生230円(各種割引あり)

田沼武能(たぬまたけよし)
1929年、東京・浅草に生まれる。東京写真工業専門学校を卒業後、サンニュースフォトスに入社、木村伊兵衛の助手となる。1951年、新潮社の嘱託として『芸術新潮』『新潮』の写真を担当。また、アメリカのタイムライフ社の契約写真家として雑誌『ライフ』の取材を行う。1972年、フリーランスとなる。ライフワークとして世界の子どもたち、変貌する東京、芸術家の肖像などを撮り続けている。日本写真家協会会長、日本写真著作権協会会長その他を歴任。モービル児童文学賞、菊池寛賞、紫綬褒章、勲三等瑞宝章を受章。文化功労者。
おもな写真集・著書に『文士』『東京の戦後』『難民キャンプの子どもたち』『武蔵野讃歌』『人間万歳―写真をめぐるエセー』『時代を刻んだ貌』など。

展示関連イベント
※会場はすべて仙台文学館 講習室

①田沼武能講演会「わが心の残像」

本展の展示作品について、田沼武能氏が写真を紹介しながらエピソードを語ります。
日 時:5月19日(土)14:00~15:30
定 員:100名(先着)
申込方法:電話・ファクスで受付(ファクスの場合はイベント名・氏名・電話番号を明記)。定員になり次第受付終了します。
※入場には、会期中の特別展観覧券の半券が必要です。

②写真家集団「仙台コレクション」による〝写真deタイムトリップ″とお話

仙台の風景を撮り続ける写真家集団「仙台コレクション」の皆さんが、昭和の懐かしい仙台の風景とこの日のあなたの写真を組み合わせて一枚の写真にします。出来上がった写真はその場でお渡しします。また、11:00からと14:00から「仙台コレクション」についてのお話もあります(お話しだけ聴講希望の場合は無料、申込不要、直接会場へ)。
〝写真deタイムトリップ″の所要時間はおひとり15分程度です。申込み時、ご希望のお時間を伺います。
日 時:4月28日(土)10:00~15:00
定 員:15名(先着)
参加費:500円
申込方法:4月6日(金)10:00から電話・ファクスで受付(ファクスの場合はイベント名・氏名・電話番号を明記)。定員になり次第受付終了します。

ワークショップ「写真を素敵にアレンジ!」

思い出の写真やお気に入りの写真にシールやマスキングテープなどでデコレーションして、素敵にアレンジしてみませんか?(フォトフレーム付き)

 

 

 

 

 

講 師:yukari(富士フイルムイメージングシステムズ株式会社認定 アルバム大使)
日 時:4月30日(月・休)10:30~12:00
定 員:20名(先着)
参加費:1人500円
持ち物:L判サイズの写真1枚
申込方法:電話で受け付け。定員になり次第終了します。

 

仙台文学館
〒981-0902 仙台市青葉区北根2-7-1
℡022-271-3020 FAX 022-271-3044