仙台文学館

ことばの
杜を
あるこう

2019.11.12(火)
窓をあければ何があるのであらう くもりガラスに夕やけが映つてゐる/尾形亀之助 恋愛後記

梶原さい子歌集『リアス/椿』―短歌と写真―

歌人の梶原さい子氏と、写真家の佐々木隆二氏による、短歌と写真のコラボレーション展示。
梶原氏の第三歌集『リアス/椿』(砂子屋書房)が、第11回葛原妙子賞と平成26年度宮城県芸術選奨を受賞した。梶原氏は気仙沼出身で、現在宮城県大崎市在住の高校教員。本歌集は、東日本大震災後、ふるさと気仙沼を何度も訪れ、被災地からの思いをつづったもの。

展示期間 平成27年9月15日(火)~10月31日(土)まで

 

東北の長い長い海岸線。
そこに、津波が来ました。
ひとつずつの入り江に、そこで営まれていた暮らしに、受け入れてきたシステムにも
津波が来ました。
実家は、気仙沼市唐桑町にある神社です。
津波がきました。

2011年3月11日 東日本大震災発生。

これからの人生は、そののちの人生です。

(『リアス/椿』「あとがき」より)

 

 

■梶原さい子/ 宮城県気仙沼市生まれ。「塔短歌会」会員。高校教員。2011年、第29回現代短歌評論賞、第1回塔短歌会賞受賞。歌集に『ざらめ』(青磁社)、『あふむけ』(砂子屋書房)、『リアス/椿』(砂子屋書房/第11回葛原妙子賞と平成26年度宮城県芸術選奨受賞)がある。

■佐々木隆二/ 宮城県気仙沼市生まれ。八月に戦後70年の写真展「いのち」を開催。「仙台文学館ニュース」の表紙や仙台市市民文化事業団発行の季刊「まちりょく」などの写真撮影をしている。著書に『写真集 風の又三郎』(書森舎)がある。