仙台文学館

ことばの
杜を
あるこう

2017.6.27(火)
砂の上にわが恋人の名をかけば波のよせきてかげもと

めず/落合直文

仙台文学館ゼミナール2017

深い言葉の世界を追究し、知的刺激と発見をめざす「仙台文学館ゼミナール」。 日々の暮らしのなかで文学や言葉に関心を持つ方々にむけて、成熟した読書と表現を究めるカリキュラムをお届けします。

(会場はすべて仙台文学館2F講習室)

■■近代文学を読み解くコース■■

□太宰治『斜陽』を読む□
―「人間は恋と革命のために生れて来たのだ」― 戦後すぐのベストセラーとなった『斜陽』は太宰の代表作の一つです。本講座では、『斜陽』で描き出された「恋と革命」や女性像について、太田静子の日記(『斜陽日記』)との比較や聖書との関わりなどいくつかの視点をたてて検討し、作品の魅力に迫ります。

日程:9/10・10/29・11/12・11/26・12/10(各日曜日・全5回)
時間:10:30~12:00
講師:高橋秀太郎(東北工業大学准教授)
定員:80人
受講料:1回500円 締切:8/10(木)必着
テキスト:『斜陽 他一篇』(岩波文庫)

□正岡子規の「写生文」を読みなおす□
第一高等中学校の同級生であった夏目漱石と正岡子規。漱石は子規を自らの俳句の宗匠として、句作を手紙とともに子規に送り、子規は漱石の俳句を添削批評し、自らが発行する『ホトトギス』に掲載しました。作者と読者の立場を相互に往還する、二人のこうした文学的友情が、近代日本語の表現にどのように影響したかを、現在残された書簡や作品を通して読み解きます。

講師:小森陽一(東京大学大学院教授)
日程:9/17・10/1・11/12・11/26・12/17(各日曜日・全5回)
時間:13:30~15:00
定員:80人
受講料:1回500円
締切:8/17(木)
テキスト:『子規と漱石 友情が育んだ写実の近代』(集英社新書)※その他必要に応じて資料を配布します。

■■現代文学を探究するコース ■■

□遠藤周作の世界~文学と宗教□
遠藤周作はカトリックの信仰を生きた文学者です。代表作の『沈黙』は本年映画化され話題を呼びました。その文学とキリスト教信仰の接点と、21世紀の現代世界における遠藤文学の今日性を考えてみます。

講師:富岡幸一郎(文芸評論家)
日程:9/16・9/30・10/28・11/11(各土曜日・全4回)
※4回目は佐伯一麦さんをお迎えし、遠藤文学の世界についての対談を予定しています。
時間:13:30~15:00
定員:80人
受講料:1回500円
締切:8/16(水)
テキスト:『イエスの生涯』『沈黙』(いずれも新潮文庫)

□井上ひさし作品を読む□
長年にわたり、朝日新聞で劇評や文化欄を担当し、生前の井上ひさしと交流のあった講師が、 思い出も交えながら、井上戯曲の魅力を読み解きます。

講師:山口宏子(朝日新聞記者)
日程:9/24・10/15・11/19・12/10・1/28(各日曜日・全5回)
時間:13:30~15:30
定員:50人
受講料:1回500円
締切:8/24(木)
テキスト:『薮原検校』『國語元年』『闇に咲く花』『黙阿弥オペラ』『紙屋町さくらホテル』

■■日本の古典に親しむコース■■

□『万葉集』を味わう』□
この講座では『万葉集』の挽歌を取り上げます。挽歌は三大部立のひとつで、人物の死に際して詠まれた歌のことです。古代に生きた人々の生涯と死、それを哀惜する人々の歌。古代の歴史や風土、文化を踏まえながら万葉挽歌を読み解いていきます。

講師:津田大樹(一関工業高等専門学校総合科学人文社会領域教授)
日程:9/3・9/17・9/24・10/1・10/15(各日曜日・全5回)
時間:10:30~12:00
定員:80人
受講料:1回500円
締切:8/3(木)
テキスト:講義はこちらで用意した資料に沿って進める予定です。お持ちの『万葉集』がある方はご持参下さい。毎回、次の講座で扱う予定の歌をお知らせします。

□『更級日記』を読む□
菅原孝標女の『更級日記』を読みます。『源氏物語』に憧れて京へと旅立つ上京の記に始まり、念願の宮仕え、結婚、夫との死別など、日記にはおよそ40年にわたる孝標女の人生が凝縮されています。最終回では『更級日記』研究の第一人者である和田律子氏(流通経済大学教授)を迎えて、藤原頼通の文化世界という観点から、座談会形式で『更級日記』の魅力に迫ります。

講師:横溝 博(東北大学大学院文学研究科准教授)
日程:9/16・9/23・9/30・10/7・10/28(各土曜日・全5回)
時間:10:30~12:00
定員:80人
受講料:1回500円
締切:8/16(水)
テキスト:講義はこちらで用意したプリントに沿って進めますが、お手持ちの『更級日記』がある方はご持参下さい。

■■表現をみがくコース■■

□朗読ワークショップ~物語を読む□
声で伝える喜びを味わえる「朗読」の世界。その世界に魅了される人が年々増えています。文学作品の朗読やナレーションで活躍中の講師のもと、日本語が持つ、特有の音の美しさを味わいながら、実践で練習します。

講師:渡辺祥子(フリーアナウンサー・朗読家)
日程:4/30・5/14・5/28・6/18・7/9(各日曜日・全5回)
時間:午前の部10:30~12:30/午後の部14:00~16:00
定員:午前・午後とも各30人
受講料:1回1,000円
締切:4/11(火)必着(受付終了しました)

□佐伯一麦エッセイ実作鑑賞講座□
佐伯一麦が、書くことの貴重さを伝えるエッセイ実作鑑賞講座。毎回決められた課題に添って作品を提出します。講師は提出された作品に触れつつ、その中から何作品かを講座内で取上げ講評をします。また毎回テーマに合せた文学作品の鑑賞も行います。実作に挑戦したい方はもちろん、鑑賞だけ参加したい方もお待ちしています。

講師:佐伯一麦(作家)
日程:5/7・6/4・7/2・9/10・10/9(各日曜日・10月のみ祝日・全5回)
時間:13:30~15:30
定員:30人
受講料:1,000円
締切:4/6(木)必着(受付終了しました)

□俳句実作講座□
優れた俳句作品の鑑賞を通して、その伝統と基礎を学びながら、実際に作品を作っていきます。<俳句の定型をとおして、今までにない言葉と言葉の関係を構築し、新たな自分と向き合うこと>が、自らの句作の信念である講師の下、鑑賞と実作の基本を学びます。

講師:高野ムツオ(「小熊座」主宰)
日程:5/13・6/10・7/8・9/9・10/14(各土曜日・全5回)
時間:10:30~12:00
定員:30人
受講料:1回1,000円
締切:4/14(金)必着(受付終了しました)

□川柳実作講座□
癒しの17音字と言われる川柳は、老若男女に親しまれている伝統的文芸です。今回の実作講座では、課題川柳の作り方、時事川柳、印象吟などの実作のヒントについて学びます。社会と自身の内面を見つめ、思いの丈を17音字にまとめましょう。実作講座で、心身のサビ落としをしませんか。

講師:雫石隆子(「川柳宮城野」主幹)
日程:9/9・10/14・11/18・12/9(各土曜日・全4回)
時間:13:30~15:00
定員:30人
参加費:1回1,000円
締切:8/9(水)必着

◇◇お申込みについて◇◇

■往復はがきに、住所・氏名・電話番号・ファックス番号、希望する講座を記入の上、仙台文学館にお送りください。はがき1枚につき、1人、1講座の申込みとします。複数の講座にご参加の希望の方は、それぞれにお申込みください。
■締切りは各講座それぞれとなっておりますので、ご注意ください。
■カリキュラムは、全回参加して1講座が終了するように組んでありますので、基本的に各講座とも毎回ご参加ください。
■申込みが定員を超える場合は抽選となります。なお余裕のある場合は締切り後も受付けますので、お問い合わせください。
■返信は、締切後にお送りします(先着順ではありません。)

◇◇お問い合わせ◇◇
仙台文学館 〒981-0902 仙台市青葉区北根2-7-1 ☎022-271-3020

※いただいた個人情報はゼミナールに関するご連絡以外には使用しません。